発電所の下に

住宅建築

リビングは屋根の勾配にあわせて天井が高くなっています。吹抜けの上部に窓を開けて部屋全体が明るくなるようにしています。また冬は奥まで日差しが入り暖かく、夏は庇の陰になって日差しが入らないように高さを調節してあります。

玄関ホールはシューズクロークの裏側になっているので上から明かりを取れるように天井を高くしています。施主こだわりのニッチもリズミカルなデザインとなっています。シューズクロークは来客と動線を分けて見えないようにしてあります。

寝室は間接照明とし、自然と眠りを誘います。

中庭はサッシを開放するとリビングと一体となったアウトドアリビングとなります。

敷地面積: 580㎡
延床面積: 197㎡
用途: 一戸建ての住宅
構造: 木造2階建て
所在地: 福島県福島市

産業用太陽光発電所を建設するが、発電パネルの下の部分がもったいないので住宅にしたいという施主の要望からプランニングした住宅です。
発電パネルを約100枚22kw載せ、かつ住宅密集地でプライバシーと採光通風などの良好な居住環境を両立するという課題に対して中庭を設けることで解決していきました。
中庭よってリビングは道路や駐車場から視線がワンクッション置かれプライバシーが保たれます。
また採光や通風も内側から可能になりました。隣の家と接近しているので外側には窓が開けにくいですからね。